2024年3月3日に中山競馬場で開催された報知弥生ディープ記念(弥生賞)G2のレース結果を振り返ります。
馬柱だけではわからない有利・不利など、次回予想に必要なレース中の情報をまとめています。

後半には着順以上に評価できる馬をピックアップしていますので、是非最後までご覧ください。
1.弥生賞のレース結果
着 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 | 人 | タイム | 着差 | 通過順 | 上り | 馬体重 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ![]() | 7 | コスモキュランダ | 牡3 | Mデムー | 57 | 6 | 1:59.8 | ⑨⑦②② | 34.9 | 504(+6) | |
2 | ![]() | 5 | (外)シンエンペラー | 牡3 | 川田将雅 | 57 | 3 | 2:00.0 | 11/4 | ④③⑤⑤ | 34.8 | 480(-2) |
3 | ![]() | 8 | シリウスコルト | 牡3 | 三浦皇成 | 57 | 9 | 2:00.2 | 11/4 | ①①①① | 35.5 | 482(+2) |
4 | ![]() | 4 | エコロレイズ | 牡3 | 横山和生 | 57 | 11 | 2:00.2 | クビ | ⑦⑦⑦⑦ | 34.8 | 498(-8) |
5 | ![]() | 3 | シュバルツクーゲル | 牡3 | 西村淳也 | 57 | 5 | 2:00.5 | 13/4 | ②②②③ | 35.6 | 492(+18) |
6 | ![]() | 6 | トロヴァトーレ | 牡3 | ルメール | 57 | 1 | 2:00.7 | 1 | ⑤⑤⑤⑥ | 35.5 | 496(+6) |
7 | ![]() | 9 | ダノンエアズロック | 牡3 | キング | 57 | 2 | 2:00.7 | ハナ | ③③④③ | 35.7 | 504(+18) |
8 | ![]() | 1 | アドミラルシップ | 牡3 | 戸崎圭太 | 57 | 7 | 2:00.9 | 11/4 | ⑪⑪⑩⑨ | 35.0 | 460(0) |
9 | ![]() | 10 | ファビュラススター | 牡3 | 横山武史 | 57 | 4 | 2:01.0 | 1/2 | ⑥⑥⑦⑧ | 35.6 | 502(+4) |
10 | ![]() | 11 | ニシノフィアンス | 牡3 | 内田博幸 | 57 | 8 | 2:01.4 | 21/2 | ⑦⑦⑨⑩ | 35.7 | 500(+2) |
11 | ![]() | 2 | レッドテリオス | 牡3 | 津村明秀 | 57 | 10 | 2:01.6 | 11/2 | ⑩⑩⑩⑩ | 35.8 | 466(0) |
今年の皐月賞トライアルレースの弥生賞は、上位人気馬が直線で伸びあぐねて中荒れ決着。
レース中盤から先頭へ追って、突き抜けたのは6番人気のコスモキュランダ。
2.弥生賞のレース展開
①タイム・ペース
全体時計
少頭数でゆったり見えたが走破タイムは1:59.8と、過去10年で最も速い決着となった。
ペース
距離 | 200m | 400m | 600m | 800m | 1000m | 1200m | 1400m | 1600m | 1800m | 2000m |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
累計 | 12.5 | 23.2 | 35.2 | 48.0 | 1:00.4 | 1:12.6 | 1:24.7 | 1:36.4 | 1:47.8 | 1:59.8 |
ハロン毎 | 12.5 | 10.7 | 12.0 | 12.8 | 12.4 | 12.2 | 12.1 | 11.7 | 11.4 | 12.0 |
1000mは1:00.4で、前半は例年より気持ち早め。
3〜4コーナーから徐々に加速し、上がり35.1のスローペース。
②トラックバイアス
コース
- 中山芝2000m
- Aコース4日目
- 1周コーナー4つ
- 内回り
馬場
良馬場・内外フラット
当日6Rまでは稍重馬場だったこともあり、若干重さが残っていて前残り気味。
今回の中山開催を見ていると、内回りコースは直線進入から隊形が変わらず、そのままゴールする印象。
③隊列
1コーナー | 8-3,9,5,6,10(4,11)7-2,1 |
---|---|
2コーナー | 8-3(5,9)6,10(4,11,7)-2-1 |
3コーナー | 8(3,7)9(5,6)(4,10)11(1,2) |
4コーナー | (*8,7)(3,9)5,6,4,10,1(11,2) |
少頭数ながら縦長の隊列。
スローペース+前残り馬場+縦長隊列(後ろが届かない)と、前有利な要素多数のため先行勢に恩恵あり。

3.弥生賞の注目馬
高評価ピックアップ
④エコロレイズ
中団やや後ろ最内に構え、直線では最内からシンエンペラーと同じ豪脚で先行勢に差を詰め、惜しくも差しきれず4着。
縦の位置は決して有利ではないものの、伸びづらい馬場の中でしっかりと伸びた点は素直に評価。
⑤シンエンペラー
好枠・好位置から最後は上がり1位の末脚で2着を確保。
権利持ちで叩きだったかもしれないが、伸びない馬場でしっかり上がれた点は評価。
中評価
⑦コスモキュランダ
ジョッキーの功績が一番大きいが、過去の出走を見るとどの位置からも好走できる自在性あり。
今回に関しては後方集団から番手まで、レース中に大きく動いてもしっかり直線で残せており、この馬本来の機動力と自在性は軽視できない。
①アドミラルシップ
殿からのレースで位置的に恩恵はなし。
直線を向いてからは上がり3位の末脚を発揮するもまるで届かず。
展開が向かなかった点、ほかの後方勢よりも最後に脚を使えていた点は評価。
その他寸評
後ろから2頭目は②レッドテリオス、その前に⑪ニシノフィアンス。
この2頭は全く展開向かず、ただ直線の脚も見られなかったため評価ステイ。
⑧シリウスコルトが先頭、その後ろに③シュバルツクーゲルでレースは進行。
最後の直線は同じ脚でそのままゴールし、馬場に流されただけな印象。
対して⑥トロヴァトーレ、⑩ファビュラススターも中団やや前あたりで好位置を確保したが、直線に入ると前との距離ができてしまい、結果伸びきれず惨敗。
3コーナー進入から徐々に上がっていくロングスパートの脚が必要となると厳しかったのかもしれない。
直線に入ってからの位置に恩恵は薄かったものの、評価は微妙。
⑨ダノンエアズロックも人気を集めていたが惨敗。
前から3番手の絶好ポジションをすんなり確保したものの、直線で全く伸びず。
恩恵があっただけにこの結果では評価できず。

【高評価】
エコロレイズ・シンエンペラー
【評価】
アドミラルシップ・コスモキュランダ
次走に向けて
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