2024年3月9日に中山競馬場で開催された中山牝馬ステークスG2のレース結果を振り返ります。
馬柱だけではわからない有利・不利など、次回予想に必要なレース中の情報をまとめています。

後半には着順以上に評価できる馬をピックアップしていますので、是非最後までご覧ください。
1.中山牝馬Sのレース結果
着 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 | 人 | タイム | 着差 | 通過順 | 上り | 馬体重 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ![]() | 7 | コンクシェル | 牝4 | 岩田望来 | 53 | 5 | 1:49.0 | ①①①① | 36.2 | 474(+2) | |
2 | ![]() | 14 | ククナ | 牝6 | 戸崎圭太 | 55 | 4 | 1:49.1 | 1/2 | ⑫⑫⑦⑥ | 35.8 | 470(+2) |
3 | ![]() | 5 | シンリョクカ | 牝4 | 木幡初也 | 54 | 6 | 1:49.1 | アタマ | ③③⑤③ | 35.9 | 464(0) |
4 | ![]() | 15 | フィールシンパシー | 牝5 | 横山琉人 | 53 | 11 | 1:49.3 | 1 | ②②②② | 36.5 | 456(+4) |
5 | ![]() | 11 | コスタボニータ | 牝5 | 西村淳也 | 55 | 3 | 1:49.3 | ハナ | ⑥⑤⑤⑥ | 36.1 | 470(+2) |
6 | ![]() | 1 | タガノパッション | 牝6 | 大野拓弥 | 53 | 9 | 1:49.3 | アタマ | ⑨⑨⑭⑫ | 35.5 | 474(-8) |
7 | ![]() | 3 | クリノプレミアム | 牝7 | 松岡正海 | 55.5 | 12 | 1:49.4 | 1/2 | ⑥⑦⑨⑩ | 36.0 | 484(-2) |
8 | ![]() | 10 | アレグロモデラート | 牝5 | 木幡巧也 | 50 | 10 | 1:49.4 | アタマ | ⑮⑮⑪⑪ | 35.8 | 488(+4) |
9 | ![]() | 13 | フィアスプライド | 牝6 | ルメール | 56 | 1 | 1:49.4 | アタマ | ⑩⑨②③ | 36.6 | 478(0) |
10 | ![]() | 12 | ルージュエクレール | 牝5 | 菅原明良 | 52 | 13 | 1:49.5 | 1/2 | ⑫⑫⑪⑭ | 35.9 | 430(+2) |
11 | ![]() | 16 | ラヴェル | 牝4 | 横山武史 | 54 | 7 | 1:49.6 | 1/2 | ⑧⑧⑨⑥ | 36.2 | 458(0) |
12 | ![]() | 6 | グランスラムアスク | 牝5 | 古川奈穂 | 52 | 16 | 1:49.6 | クビ | ③⑤⑦⑥ | 36.3 | 462(-14) |
13 | ![]() | 2 | ルージュリナージュ | 牝5 | 丸田恭介 | 53 | 8 | 1:49.7 | クビ | ⑩⑨⑪⑫ | 36.1 | 446(-2) |
14 | ![]() | 4 | キタウイング | 牝4 | 杉原誠人 | 53 | 15 | 1:49.9 | 11/4 | ⑫⑫⑮⑮ | 35.8 | 438(+4) |
15 | ![]() | 9 | ファンタジア | 牝5 | 原優介 | 51 | 14 | 1:50.0 | 3/4 | ⑮⑮⑯⑮ | 35.7 | 500(+2) |
16 | ![]() | 8 | ヒップホップソウル | 牝4 | 北村宏司 | 55 | 2 | 1:50.8 | 5 | ③③②③ | 38.0 | 496(+6) |
コンクシェルが逃げ切りV。
馬場とペースが相まって、コース通りの内前に展開向くもククナが2着でラストラン。
2.中山牝馬Sのレース展開
①タイム・ペース
全体時計
前半からゆったり展開し、キレるような場面もなく時計は1:49.0。
ペース
距離 | 200m | 400m | 600m | 800m | 1000m | 1200m | 1400m | 1600m | 1800m |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
累計 | 13.0 | 25.0 | 37.4 | 49.6 | 1:01.5 | 1:12.8 | 1:24.7 | 1:36.4 | 1:49.0 |
ハロン毎 | 13.0 | 12.0 | 12.4 | 12.2 | 11.9 | 11.3 | 11.9 | 11.7 | 12.6 |
1000mは61秒で通過。
3コーナーから後続も詰めてきて全体が加速していき、上がり1発ではないがジワジワと後傾のスローペースとなった。
②トラックバイアス
コース
- 中山芝1800m
- Aコース5日目
- 1周コーナー4つ
- 内回り
馬場
稍重馬場・内外フラット
③隊列
1コーナー | 7,15(5,6,8)(3,11)16,1(2,13)(4,12,14)(9,10) |
---|---|
2コーナー | 7,15(5,8)(6,11)3,16(1,2,13)(4,12,14)(9,10) |
3コーナー | (*7,15,8,13)-(5,11)(6,14)(3,16)(2,12,10)1-4,9 |
4コーナー | 7,15(5,8,13)(6,16,11,14)3,10(1,2)12(4,9) |
稍重も影響してゆったりペースのスロー展開。
上がり勝負にはならず3コーナーから粘り込むような競馬となった。
序盤から縦長というほどではなかったが、3コーナーから隊列が縮まって、大きな入れ替わりなくそのままゴール。
前グループに恩恵あり。

3.中山牝馬Sの注目馬
高評価ピックアップ
⑪コスモボニータ
スタート良く、しかし押さえて5.6番手の外側にポジション取り。
直線では爆発的な瞬発力はないが、ジワッと加速していき先頭に迫った。
外枠の不利+長く加速できる脚は高評価。
⑩アレグロモデラート
出遅れて殿からスタート。
外後ろのポジションで前半経過、3コーナー手前の坂からグイグイとポジションを上げ、直線では大外から届きそうな勢いで伸びてきた。
出遅れ不利+豪脚で勝ち馬と0.4秒差は高評価。自走に期待大。
中評価
⑮フィールシンパシー
勝馬に対して枠分の不利はあり、勝馬の少し後ろ外を番手として追走。
直線に入ってもコンクシェルに追走するが届かず。
コンクシェルよりは経済コースを走れなかったため、4着に残れた点は若干評価。
⑤シンリョクカ
道中は内前と恩恵のある経済コースを獲得。
直線では内の若干伸びにくい馬場で、捕まりそうになってから更に伸び耐えた。
これまで後ろからの競馬が多い中、前目から結果を出せた点は評価。
その他寸評
⑦コンクシェルは展開が向いた点、また道中は最内+直線は馬場の良い真ん中あたりの馬場を選択。
理想のコース取りができたため不利なく評価は微妙。
⑯ラヴェルは大外枠から中団位置。
直線では若干壁の不利があり評価は据え置き。
⑧ヒップホップソウルは展開の向く前目で競馬できたが直線では急失速。
外前の不利か馬場が影響したのかもしれない。
①タガノパッションは道中最内で後ろから。
最後は内ラチ沿いでよく伸びて前から3頭目まで進むも、最後には何頭かに抜き去られていた。
道中は有利が働いた分、伸びきれなかった点は評価微妙。
⑨ファンタジアは出遅れ。
アレグロモデラートも出遅れたがよく伸びていたため、この着順は評価できない。
⑬フィアスプライドはペースが遅いと見たか、向正面でポジションを番手辺りまで上げる。
結果大外を回され直線の脚が残っておらず。
展開有利とは言えないため評価は据え置き。
その他は特に評価できるポイントはなし。

【高評価】
アレグロモデラート・コスモボニータ
【評価】
シンリョクカ・フィールシンパシー
次走に向けて
基本的にタイム・ペースは前後の有利・不利に影響し、トラックバイアスは内外の有利・不利に影響します。
縦横の有利なポジションを予想できれば、レースの恩恵を受けられる馬が見つけやすくなります。
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